・雲水・修行僧の行住坐臥を修証する道場、また仏祖を選出する道場であることから「選佛場」とも呼ばれている。
・朝の坐禅、行鉢(小食)から、夜坐そして開枕(就寝)まで禅林の生活はこの僧堂を中心に修行がなされている。
・中央の上段には智慧を司る文殊菩薩の尊像を安置している。
・収容人員は、内単が48名(内長連単24名)外単12名、計約60名が坐禅できる。
・内単には修行僧の荷物、布団等の収納できる函櫃が36名分設置されている。
・聖僧龕前後にある礼盤の下は、炭を焚く為の火鉢となっている。
・函櫃の上には行鉢に使用する応量器を鉤に吊している。
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一、霊光台
住持・方丈の間、及び相見の間
二、鷲山閣
平成22年に新築された衆寮講堂。講義や食事に使用する講堂と、堂行寮、典座寮がある。
三、東司
便所のことを「東司」と呼ぶ。烏枢瑟摩明王が祀られている。
四、浴司(浴室)
跋陀婆羅菩薩が祀られている。四、九の付く日が「開浴」といって正規の入浴日であるが、
その他の日も「淋汗」といって臨時の入浴を許している。 禅門では、浴室・東司・僧堂を
「三黙道場」といい、特に言葉を発することを誡めている。
五、各寮室
衆寮1階には、「霊光台」の他「西堂寮」「後堂寮」「堂監寮」「僧堂事務所」「侍者寮」
「庫院〈台所〉」があり、2階に「役寮室」「知殿寮」「延寿堂」がある。
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